名代☆日々是メキシコ(旧)
メキシコ狂によるラテンアメリカネタのブログ+チャリ道。
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祖国を離れた人々について、年の瀬に思うこと
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冬の横浜中華街は春節(正月)を迎えるためのイルミネーションで彩られる

 最近暗いニュースが多かったので、あえてラテン関係の情報を取り上げる気にならず、とりあえずチャリネタばかり書いてたのだが気になる情報があったので、今回はそのことについて書いてみる。

 先日アメリカへの移民がここ5年間で790万人となり、これは過去最多だというニュースがあったが、その移民達が故郷へ送金しているおかげで貧困が一時的かもしれないが、減っているというニュースもあった。
 それによると、おもにラテンアメリカ諸国からの移民が出稼ぎ人口の半数以上を占めている。もちろん、なかには日本へ出稼ぎに来ているブラジルやペルーなどの日系南米人も含まれている。
 こういう背景のデータを見るにつけ、「アメリカは移民が多いやねえ、ラテンパワーだよね~!来年はラテンがトレンド(流行)!」ってチャラチャラ言ってられないと思うんだけど。トレンドとか適当に言うのホント止めてくれ。
 そういうこと書く人に限って、アメリカ至上主義なだけで、どれだけ日本のなかのラティーノのこと認識しているんだかって感じだよな。

 しかし、同ニュース欄外の「海外送金ではないが、中国国内の移住出稼ぎ者の送金額(300億ドル)は、世界のどの二国間送金の額(最大のものは米国-メキシコ間送金で、180億ドル)も上回っている」という情報の記載にもびっくり。
 国内の出稼ぎもそうなのかもしれんが、やっぱ、華僑の活躍は凄いと思う。俺は横浜の中華街が大好きでしょっちゅう行ってるんだが、あの町の繁栄ぶりや、横浜の象徴のような姿を見ると、日本の中で他国の文化が共存することは可能なはずだ。だから日系南米人が多く住む我が故郷浜松も、そんな感じで盛り上がればいいんだけどなと思うのであった。

以下は参考にした2つの記事。
__________________________
米への移民、過去最多 5年間で790万人

12月14日10時35分 中国新聞より
 
【ワシントン13日共同】過去5年間の米国への移民総数は過去最多の約790万人で、このうち半数近くは不法移民とみられることが米民間団体「移民研究センター」の分析で13日までに分かった。
 米国ではメキシコ国境を越えて入国するヒスパニック系などの不法移民が社会問題化。貧困や低い教育水準なども指摘されており、来年秋の中間選挙では移民問題が争点の一つに浮上しそうだ。
 国勢調査局のデータを基にした分析によると、ことし3月時点の移民総数は約3520万人で過去最多。移民が総人口に占める割合は12・1%で、この傾向が続けば1910年に記録した14・7%を超えると予測している。
_________________________________

ラテンアメリカ/海外送金が数百万人を貧困から救う

2005/12/18 IPS Japanより
【メキシコシティIPS=ディエゴ・セバリョス、11月25日】

 ラテンアメリカとカリブ諸国からの出稼ぎ労働者が故郷に送金した金額は昨年450億ドルに上り、10年前の2倍になった。こうした送金のおかげでこの地域に住むおよそ250万人が貧困から逃れることができた。

 海外送金は人口全体における貧困の軽減にはならなかったが、海外から直接金を受け取った人々への影響は大きい。出稼ぎ労働者と関係のある世帯のうち少なくとも半数の世帯は送金を受け取れなければ貧困に陥り、既に貧困層にあるものはさらに極貧になっていただろう。

 これはラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)が23日にチリ本部で発表した「2005ラテンアメリカ社会概観」の見解である。さらにこの報告書は、この地域で3億100万の人々の貧困と極貧はそうした送金のおかげで徐々に軽減しているとした。

 25歳の息子が毎月米国から送金する200ドルを受け取っているフランシスコ・モラレスは、「息子からの送金がなければ住む場所もなく路頭に迷っていた」とIPSの取材に応じて語った。「この町(メキシコシティ)には仕事はないし、糖尿病なので薬も飲まなければならない。それに娘はまだ学生なので金が要る。だから仕送りしてくれて本当に助かっている」と、アパートの夜勤のドアマンで現在独身のモラレスはいう。

 送金の40%はメキシコ向けで、メキシコ人口協議会によればメキシコは送金がなければ、地方における貧困の割合が10%上昇する。メキシコの人口1億400万人のうち2,500万人が地方に住んでおり、国の貧困層の75%の割合を占める。この地域で受け取られた送金の額は過去10年で2倍になりさらに増加している。メキシコと中米で送金額全体の55%を占め、南米は31%、カリブ諸国は14%だ。

 米州機構(OAS)の調査によると、多くが米国に住む出稼ぎ労働者からの送金だが、カナダ、スペイン、そしてブラジル人が25万4,000人住む日本からの送金額も多い。OASの調査は一方で、送金自体は永続的な経済的安定をもたらす手段というより、多くの場合一時的な貧困家族の救済に過ぎないと指摘する。

 ECLACによると、ハイチ、ニカラグア、ギアナ、ジャマイカの経済は出稼ぎ労働者からの送金の流入に大きく依存しており、その額は国内総生産(GDP)の29~16%を占めている。

 エクアドル、メキシコ、エルサルバドルでも、送金の流入は海外直接投資を上回り、総輸出収入の50%に相当する場合もある。

 実際に母国を離れたものから送られる金は、離れた理由が貧困であれ、国際経済動学であれ、離散家族の再会であれ、中南米カリブ地域にとって非常に重要なものなので、各国は海外送金の流入を促進する方法を考えている。

 2004年1月にメキシコのモントレーで開催されたアメリカ・スペシャルサミットでは各国政府は送金のコストを少なくとも半分に減らすための具体的措置の検討を明言した。さらに出稼ぎ労働者から送られる仕送り金の一部を開発プロジェクトに利用するプログラムを確立しようとする国もある。

 「多くの場合、実際には政府が出稼ぎせざるを得ない状況を作りながらその送金を利用しようとしている。これは中南米の矛盾と不公平と経済問題を反映するパラドックスだ」と高校の経済の教師のトマス・ベルガラはIPSに語った。

 ECLACの新しい報告書によると、この地域の11カ国では人口全体における貧困に対する送金の影響は数値的にはそれほど大きな割合ではない。大きな影響が見られたのはエルサルバドルとドミニカ共和国で、家計収入に海外送金が付加されたことで貧困がそれぞれ全体の4.5%と2.2%削減した。この地域のその他の国では、貧困の削減は2%以下だったことを報告書は明らかにしている。

 それにもかかわらず、送金を受け取った世帯についての送金の影響を分析するとまた別の実態が現れる。調査された11カ国、ボリビア、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、パラグアイ、ぺルー、ウルグアイでは、送金を受け取っていた世帯の半分以上が海外からの送金がなければ貧困世帯になっていた。

 報告書によると、相当数の世帯が海外からの送金で極貧から逃れることができており、送金があっても貧困のままでいる世帯もあるが、送金という収入によって総収入と貧困ラインとの差は縮小している。

 国連機関であるECLACの報告書によって調査された11カ国で、送金の全体的な貧困への影響が限られているのは、送金を受けている世帯が16%未満だからである。だが、送金によって貧困から逃れている人々が相当数に上るのは事実である。その数は11カ国で少なくとも250万人に上っている。

翻訳=加藤律子(Diplomatt)/IPS Japan 浅霧勝浩
【2005/12/17 11:33】 ¿Qué pasa ?気になるニュース  | トラックバック(-) | コメント(3) |
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コメント
こんにちは。とても共感し、また知らなかったデータも多々あり改めて考えました。ありがとうございます。ブログであえて控え目にしている話題もあるのですがこんな風にデータとともに表現されると説得力もありますね。

【2005/12/19 21:25】 URL | yuki #-[ 編集]
いつもコメントありがとうございます。共感していただけてとっても嬉しいです。現在の日本の製造業は外国人の支えがなければやっていけないわけですが、日本人の理解がないのが現状ですよね。確かに外国人のなかには、ごく一部犯罪者もいるわけですが、日本人の心の病み方も相当だと思うのです。日本がカリフォルニアみたく面白い場所になるのには時間がかかりそうですね。いったい真の国際都市になる日はいつなんでしょう。

【2005/12/21 10:06】 URL | nagayamyamexico #-[ 編集]
本当にそうですよね。カリフォルニアは唯一行ったコトのある外国です。LAのブロードウェイやサンティアレイの生活の鼓動が聞こえてきそうな街、忘れられません。

全てのマイノリティにとって、生きにくい状況を作り出す社会のしくみや歴史があり、文化や伝統の名のもとに見失っていることもあるとおもいます。それを知ることも大切なのでしょうね。

【2005/12/22 00:40】 URL | yuki #-[ 編集]
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