![]() おととい、ポルトガルの現代ジュエリー作家の展示があると聞き、訪れた ギャラリーで初めて知ったのですが、現在メキシコシティで4月16日まで ラテンアメリカとヨーロッパを拠点にした現代アクセサリー作家たちの国際 シンポジウム『AREA GRIS』(GRAY AREA)が開催中だそう。 それにあわせ、メキシコシティ内の色んなギャラリーで、5月くらいまで 展示が行われているようです。 予定は公式WEBにて ![]() 私がおととい行ったのは、Galeria medillinで行われている展示。 ![]()
展示されているアクセサリーは、とっぽくてグロくてチャーミングで面白い。
![]() モザンビークの作家による指輪。実用向きでないが指ぬきを使っててかわいい。 招聘された作家のなかには、ヨーロッパ在住のアフリカ、アジア系のひともいたな。 ![]() 付け爪がいっぱいついているネックレス。ひっかかれそうでこわい。 ![]() おっとー、ちんちんがいっぱいですね! この手袋、ワイヤーで、きちんと手編みされている。 ![]() 華奢なチェーンにシリコンがついているネックレスが、とても好みでした。 ちょうどオープニングだったので、ワインやらつまみが振る舞われ ほろ酔いでいい感じに。 この展示、イダルゴ州の民芸プロジェクトを手がけるエリサと 一緒に行ったのですが、チリ人のジュエリー作家だかエージェントだか (←ぜんぜんわかってない)やってる女性カローラと、なぜだか意気投合。 「これから、ジュエリー作家たちのパーティがあるから一緒に行こう!」と 誘われ、「人の酒の誘いを断るのは失敬だ」という都合のいい理由で、行くか! と向かった先はゲレロ地区。....って思いっきり、しょっぱいテピートの近く。 で、タクシーで、場所もわからぬまま着いてみたら、 なんと私の大好きなサロン・ロス・アンヘレスじゃあーりませんか! ![]() ![]() ちなみにサロンロスアンヘレスはこんなとこ。 おーこりゃ嬉しい展開。コンテンポラリーでヨーロッパってんで、 スノッブなパーティなのではと、密かにびびっていたのですが、 全くそうでないのが素晴らしい。 そうよね、普段おしゃれなところに居るようなヨーロッパのアーティスト たちに、メキシコらしくないおしゃれな場所へ連れて行ったところで仕方ねえし。 このひなびたダンスホールを選んだのは、非常にナイスです。 板張りのダダっぴろい会場には、すでに地元の紳士淑女たちが踊り、 オーケストラが優雅に演奏をし、よい感じにぬるくなってました。 それで、途中から多国籍アーティストたちが参入し、 当然リズム感のない彼らに、地元のテカテカしたオヤジーズたちが、 踊りの指導を開始。 ダンソン、マンボ、チャチャチャ、サルサ、クンビアとめくるめく 郷愁トロピカル・ムードに圧倒され、パラパラよろしく、 みんな総立ちで踊りまくり。 あまりにも国際的な空間になってました。これぞ、真の文化交流ですよ! ところで、前述のギャラリーで、すごく日本人ぽい男性がいるなーと 思ってたら、やっぱ日本人だった。 ミュンヘン在住の鎌田治朗(Jiro Kamata)という作家さんで、 「どんなタイプのジュエリーを作っているんですか?」と質問したら、 「見に行ってくれた方が早い」と、ひと言。 これは相当自信があるからそういうこと言えるんだろうな、 と思ったので、さっそく、ポランコのGALERIA MEXICANAでやっている展示を 見に行ってきたのですが、なんと、びっくり。 カメラやサングラスのレンズを使っていろんなアクセサリーを作っているのです。 マテリアルの存在感を活かし、シンプルに仕上げられていますが、 レンズの球面に、風景の映り込みがあり、色んな表情をみせてくれます。渋い! 予備知識なしで行ってみてよかった。 DESIGNTOPEというサイトで、彼が自身の作品について解説している文章が とても素敵なので、ここで引用させていただきます。 「...サングラスと同様にカメラレンズもまた光学レンズです。しかし、それ以上に興味をそそられたのはレンズ自身が持っているストーリー性です。僕は多くの古いのカメラレンズを集め始めました。そのレンズはものによっては50年も前のものもあります。記念撮影という言葉通り、人は大切な時の記憶として写真を撮ります。結婚、出産、入学、卒業・・・そして旅行に行く時に先ず持っていくもの、それはカメラです。レンズはそれぞれの所有者と共に世界中を回って様々な時代、そして多くのものを見てきました。そこに僕は価値があると思うし、だからこそジュエリーとして身に着けられるべきだと思います。それらのカメラレンズを分解して、レンズ部分のみを取り出し、ジュエリーに仕上げています....」 本人の話だと、日本にも年3回ほど行っているようで、 彼のジュエリーを扱うショップもあるようですので、興味のある方はぜひ。
【2010/04/16 03:35】
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PROFILE
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ラテンアメリカすきま文化ライター メキシコシティのへそに在住中。 追記)このブログはもう更新していないので、コメントをいただいても返事ができないのをご了承ください。 2010年からの新ブログはこちら 辺境のファンダンゴ http://mihonagaya.blog2.fc2.com 2009年よりオールアバウトのメキシコガイドもやっています http://allabout.co.jp/gm/gt/388/ |
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